Posted on 2018-11-20
久留米市美術館「サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙」
イギリスの工芸家で、近代デザインの先駆者として知られるウィリアム・モリス(1834~96)。久留米市美術館では今も世界中から愛されているモリスの仕事の中でも、今回は、特に「壁紙」に着目しご紹介します。
産業革命により生活様式が変化した英国の中産階級の住宅では、それまでの重厚な漆喰装飾や壁画、タペストリーなどに代わり、手頃な値段で自由にデザインを選べる壁紙で室内を装飾することが流行しました。1870年代に登場したモリスデザインの壁紙は、布製品の代用品ではなく、壁紙ならではの機能や装飾性を持つものでした。モリスの「生活の中に美を取り入れる」という考え方は、次第に人々の暮らしの中に浸透していきました。
壁紙の登場とその変遷。モリスの登場。そして、モリス様式のエッセンスがどのように次世代に継承されていったのかを、158年の歴史を誇る英国有数の壁紙会社、サンダーソン社のアーカイブに保管されている約130点の貴重な壁紙や版木でたどれるとても興味深い展覧会です。ぜひ久留米市美術館でご覧ください。
サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙
http://www.ishibashi-bunka.jp/kcam/exhibition/20181117-2/
会期:2018年11月17日(土)-12月27日(木)
会場:久留米市美術館
(福岡県久留米市野中町1015 TEL:0942-39-1131 FAX:0942-39-3134)
休館日:月曜日(ただし12月24日は開館)
開館時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)11月23日(金・祝)、12月23日(日)は19:00まで延長開館(入館は18:30まで)17:00以降の入館無料
主催:久留米市美術館、朝日新聞社、TVQ九州放送
特別協力:ウォーカー・グリーンバンク社
後援:ブリティッシュ・カウンシル、久留米市教育委員会
協賛:西川産業株式会社、マナトレーディング株式会社
協力:日本航空、株式会社川島織物セルコン、リリカラ株式会社、リンデン株式会社
入場料:一般1,000円(800円)、シニア700円(500円)、大学生500円(300円)、高校生以下無料
*( )内は15名以上の団体料金、シニアは65歳以上
*上記料金にて石橋正二郎記念館もご覧いただけます。
*前売券は、チケットぴあ、ローソンチケット取扱店などにて販売(Pコード768-896、Lコード86685)