Posted on 2017-10-23

#7 中村 由美子
/NAKAMURA YUMIKO
#福岡#グラフィックデザイナー#企画制作
最近、思うこと。

紹介者:小野 信介
小野さんよりバトンを受け取りました、
アド・パスカルの中村由美子です。
高過ぎるハードルは、くぐっていこうと思います。
仕事をしていく中で、依頼主であるお客様と直接顔を合わせる打ち合わせの時間がいちばん好きです。
話していくうちに、その人の本音がぽろっと出てきたり、
形に出来ない想いをぶつけられたりして
だんだんその人のことを知っていく。
期間限定の恋のような気がします。
相手のことを好きになりもっと知りたいと思い、相手の気持ちを推し量り寄り添う。
そんな気持ちです。
ただし目指すゴールがあるので冷静でないといけません。
自分にできることを考えたり、できないことは誰かに相談したりして、
本人も気付いていない魅力を引き出すことができたら、
こんなに嬉しい仕事は無いなあと思うのです。
恋した相手が喜んでくれると、やっぱり嬉しい。
喜ぶ顔を想像しながら、あれこれ考えて作ったものを持っていく時が一番ワクワクします。
メールで済ませることも多いのですが、顔を見てその場で反応を知ることができる打ち合わせは
ご褒美みたいで、やっぱり仕事の中で一等好きです。
最近ある食のイベントで、バジルペーストを購入しました。
その商品は、原料の栽培から商品開発まで一貫してこだわって生産している
農家の方が作っていました。
最初は買うつもりは無かったのですが、その農家の方のお話を聞いているうちに
その情熱に心を打たれ、商品を購入してしまったのです。
チラシやパッケージのデザインにはあまり惹かれなかったのに…
もちろん商品自体に魅力があったのですが、
人を動かすのはやっぱり人の気持ちなんだなあと考えさせられました。
では広告の役割って一体何なのか?
それは例えば、迷ったときに背中をそっと押してあげる事だったり、
生産者や広告主の気持ちを分かり易く消費者に伝える事だったり。
だから私たちの仕事は、相手を想う「恋心」が必要なんだと思います。
これからもたくさん恋をしていきたいです。
さて、僕がバトンを渡すのは福岡で頑張る中村由美子ちゃんです。実は彼女も延岡市の生まれ。僕が40を過ぎて一念発起して通ったコピーライター養成講座の同志でもあります。僕が植原さんや手島さんたち講師の皆さんにダメ出しされる中で、金の鉛筆をかき集めていたデザイナーとしてだけではない才能脳の持ち主です。きっと超絶面白いコラムになりますよ。ご期待ください!
中村ちゃん、ハードルの高さはこのくらいいでいいですか?