九州アートディレクターズクラブ

BATON TALK

Posted on 2018-03-21

北九州市在住の岡崎友則です。

 

長崎のデザイン刑事「PRISM! 中村圭太」さんよりバトンを受け取りました。
中村さんとは様々なデザインイベントで仲良くさせていただいていましたが、決定的なのは2016年の「菊地敦己式DESIGN WORKOUT」にて超ハードな合宿を共にさせてもらいました。
そこで同じ釜の飯を食べた様な関係になり、今でもとても仲良くしていただいてます。

 

ここで僕の簡単な自己紹介をさせていただきます。

 

初めて就職した会社が写植会社で、その会社のMac部門に採用され、初日のお仕事は、触った事もない様な大きな機械の部品を暗室で洗うことだったと記憶しています。
そこで基礎となる物をたくさん学ばさせていただきましたが、その後、独立する事を目標に印刷会社やデザイン会社、IT企業でのデザイン企業を渡り歩き、今に至っています。

 

現在はデザイン事務所を経営し、個人の方から企業、行政のデザイン関連のお仕事も行っています。

 

ここで突然ですが中学生の頃の自分のお話しです。

当時、クラスや学年で目立つ人は、【足の速い人】か【ヤンキー】でした。
それ以外にクラスのお調子者もいましたが、そのヒエラルキーの頂点にいる人は、だいたい足の速い人か、ヤンキーです。
僕は運動部だったのですが特別に目立つ事はなかった様に思います。

 

その小さな社会で、みんなと初めて接点を感じる体験がありました。

 

美術の大原先生という方がいらっしゃいました。
期末試験の時に「100点の答えが岡崎君の絵です。」という形で、僕が授業中に描いた手のデッサンのコピーを、解答例として学年の皆に配ってくれました。

 

今でも何故その様な発表をしてれくれたかは分かりません。

ただ、その事がきっかけで、話したことが無かった人に「どうやって描いたら良いん??」「昔から描きよったん?」などと話しかけられて、それをきっかけに自分は強力な武器を持った様な気分になりました(笑)

 

社会に出て、自分が何屋さんかを説明する際に「デザイナーです。」と平気な顔で名乗るのにも結構時間を要しましたが、色々な実績が出来てきた今、普通にデザイナーの人として社会との接点が持てる様になりました。

 

自分が誰なのか、どういう人なのかを、デザインという武器を持って知ってもらうことは、普段のお仕事にも通じるのかなぁと思っています。

 

例えば新商品のパッケージを作る際は、その商品のコンセプトをしっかり聞いて、どんな佇まいで世に出たらよいかをクライアントさんと打ち合わせしながら考えていきます。

そのストーリを包括し、そこに少し特徴的なスパイスを入れて、どういう存在かを知ってもらう為の、社会との接点を繋ぐことがデザインの役割だと考えています。

 

ちゃんと武器は持てているか。社会に認知していただけるか。コンセプトや時代感に沿っているか。という事を考え
あの中学生の頃の自分を思い出しながら、今後もデザインを作って行きたいと思っています。

次回のBATON TALKは・・・

pass the baton!

次にバトンをつなぎたいのは
佐藤瞳さんです!

まだ若いのにとても素敵なお仕事をされています。
熊本の大人の修学旅行で仲良くなりました。
デザインワークアウトにも登壇されてるのですが、人柄の出たとても暖かいプレゼンをされていらっしゃいました。

バンドをされているという噂を聞き、音楽談義に花を咲かせたいですし、いつかぜひ佐藤さんのサウンドを聞いてみたいと思っています。
それでは佐藤さん。
はりきってどうぞ!!

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